ちゃお投稿者になった話

「なかよし選外」という結果に落ち込みながらも・・・、私は「次の投稿先をどこにしようか」と考えていた。

季節は夏。
中学3年生の夏・・・といえば、受験の夏だw

けれど私は、受験に対しては、さほど危機感は持っていなかった。

それよりも「早く漫画で結果を出したい」という気持ちのほうが強かった。

・・・ということで、夏休みのほとんどの時間を漫画制作に費やした。

そして、漫画に打ち込むために、2つほど志望校のランクを下げた。

成績はそんなに悪くはなかったので、普通に勉強してれば下げなくてもよかったのだが・・・ここは「漫画」のために万全を期すことにしたw

地元で2番目に偏差値の高い高校の普通科(といっても大して高くもないw)から、大分偏差値の低い家政科にしたのだ。

はっきりいって家庭科は嫌いだった。
行く意味もなかった。

でも、ここにすれば「今は勉強しなくて済む」のだ。

この選択が、3年後の私に大きな後悔をさせることになるのだが・・・ここでは省略するw

全く勉強しない・・・というのも不安なので、少しだけは参考書に手を付けたりもした。
両立・・・というほどのものではないが、漫画と勉強を同時進行でやりながら・・・秋の終わりに1作完成した。
完成しても「さぁ受験だ!」・・・にはならず、次の話を考えたりしていた。

完成はしたけれど、どこに投稿するか・・・?

当時の私の印象だけでいうなら、「なかよし」よりも「りぼん」はさらに投稿者の絵のレベルが高い気がした。
「なかよし」で選外という結果で、高くふんぞり返った私の鼻先はポッキリ折れてしまっていたので・・・「りぼん」で入賞する自信が全くなかった。

当時、私は「ちゃお」も時々購入していた。
当時の「ちゃお」、今みたいな「小学生向け」の雑誌ではなく、少し大人っぽい感じだった。私は「ちゃお」の漫画スクールを見てみた。

「・・・?」

一瞬あれ?という気持ちになった。

なんていうか、「なかよし」「りぼん」に比べたら「地味」な印象。
投稿者の年齢も、2誌よりも高い。
10代半ばはほとんどいなかった。
そして選外も含め、投稿者数が圧倒的に少ない。

「これは・・・。ここで14歳とか入れば相当目立つのではないか?」

ポッキリ折れていた鼻が、「ニョキッ」とまた伸びてきた。

そうは言ってもそんな「ちゃお」も、デビューする人は「それなりの画力」を持ってる人が大半だった。

でも「入賞するだけ」なら・・・、未熟でもOKなのだ。
だって、絵も「そんなにうまくない」のに入賞してる人もいる。

「この人が入賞できるなら、同じレベルで年齢が若い私のほうが有利かもしれない!」

そんな自信過剰な面がまた出て、私は「ちゃお」に投稿することにした。
そして、同時に「ここでダメなら、漫画家にはなれないかもしれない」という最後の賭けのような気持ちにもなっていた。

その時の投稿作がこちらw

DSC_0160

1作目は、北海道が舞台。

入学当初からの好きな人が、もうすぐ転校してしまう・・・。
離れ離れになるのはわかっているけど、勇気をもって告白するという・・・ハッピーなんだかアンハッピーなんだかなんとも中途半端な漫画w

そしてこれも、「プロット」はやったけれども、「ネーム」はすっ飛ばして「脳内ネーム」w
原稿を見ればお分かりの通り、画力もないし、ほとんどトーンが使われていないので華やかさもクソもないw

それでも・・・、「これでデビューしたらどうしよう!」とか思ってたりする、恐るべし14歳の私w

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学ランのベタとかも塗り忘れてるし、ペンにまだ慣れていないのでマジックを使ったり・・・
バス停はフリーハンドで描いてるし、艶ベタも艶がない。
どこをどうしたら、これでデビューできるんだろうなぁw

そんな実力をわからぬまま投稿した。

当然のことながら「選外」だった。

ショックだった。

「やっぱり無理なのかもしれない・・・。」

そう思った。

けれど、そんな私の気持ちを一瞬で吹き飛ばす出来事が起きた。

その「ちゃお編集部」から、直接自宅に電話がかかってきたのだ。

なんと「出張漫画スクール」のお誘いの電話だった。

「応募はしていないけれど、よかったら参加してほしい」と言われたので、親に相談し了承を得て参加することになった。

「もしかしたら、期待されてるのかもしれない!!!」と、私はまた天狗になって・・・「もう1回投稿しよう!」とすぐさま2作目に取り掛かった。

そして、「結果が出るまでは「ちゃお」で頑張ってみよう!」という気持ちになった。

受験勉強は、もうそっちのけだったw

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